特に算数が苦手な子の場合、「これって何の役に立つんだろう」と疑問に思いながら勉強していて、身も入らず内容も頭に入ってこない…という悪循環がよくあります。
一方で算数の考え方は実生活で様々な場面で役に立ちますし、時には親子で発見を生むことがあります。以下に、算数の知識や考え方が役に立つ代表的な状況をいくつか挙げてみます。
買い物に出かけたら…
スーパーでもショッピングモールでもオンラインでも何でもよいのですが、買い物は算数の考え方が役に立つ絶好の機会です。具体的な例をいくつか挙げます。
例えば店に入って、「本日3割引!」などと宣伝されている場合にそれがいくらか?を計算する場合には、割合の考え方や小数の計算が役に立ちます。
いくつか品物を手にとって、「今いくらだろう?」と考える際には当然足し算を使いますが、このときに効率よく足し算をする方法が身についていると計算が早くなります。
そして、お会計の際には引き算ができることで釣り銭の計算が早くなります。
料理を作るときには…
料理も実は算数の知識の活かしどころのひとつです。
例えばレシピに「水200ml」などと書いてありますが、mlやlの換算、計算は小学校低学年で学ぶ知識です。分量を計算したりする場合に「1lは何mlだっけ…?」という換算が早くできることで工程を早く進められます。
また、料理は時間との勝負だったりもしますが、時間の計算が早くできると「あと何分でこれができるからこうしよう」と、工程の組み立てが早くなります。
そして、できた料理を取り分ける際、特にお好み焼きなど一つの料理を切り分けるような場合には、図形の考え方を使ってより均等に取り分ける方法を考えることができます。
旅行に出かけよう!
旅行には時間と予算がつきものですが、どちらも算数がフルに活躍します。
旅先で行動を決める場合には時間の計算が必須です。また、「ここからここまで何キロを車で何分掛かる」というようなことがわかっている場合には、その速さを求めることができます。
また、旅行の予算を立てる際にも残金を計算する際にも算数が活躍します。交通費や宿泊費、食事代を算出するのはもちろん、その差し引きや、複数人で旅行に行く場合にはどう割り勘すればよいか等を四則演算で効率よく求められます。
その他
上記以外の身近な出来事でも算数の考え方が役に立ちます。例えば、計量カップを使って洗濯洗剤の適量を計る、料金が1分単位で計算されるタクシーを利用する、家計簿をつけるなどがあります。
これらは代表的な例ですが、実際には様々な場面で算数の考え方が必要になります。日常生活で積極的に算数的思考を身に付けることで、より効率的かつ正確な判断ができるようになるでしょう。
ぜひ皆さんも、できれば子供と一緒に発見してみることをおすすめします!子供が気づけない観点から親がアドバイスをすることも視野を広げることにつながります。
コメント