今回は小学校低学年のお子さんがいるパパママ向けに、算数を苦手にしない教え方について書いていきます。
最近は毎日宿題があるような学校や、親御さんが見てあげるよう求められる学校も多いと聞きます。時間がない中でも、ちょっとした意識をするだけで子供が楽しく算数に取り組めるように(少なくとも苦手意識を持たないように)することができます。
飽きさせない
学年が低学年であればあるほど子供はすぐ飽きてしまいます。教える上でも、例えば長たらしく大人が話してしまうと子供は集中が切れて勉強に向き合えなくなってしまいます。
勉強していても座り方が変になったり、関係ない話をし始めたら飽きているサインです。
子供が飽きないためには、飽きないように自分で手を動かすことを積極的に促すのが効果的です。
例えば同じ内容でも、講義形式よりは問題(ドリルなど)のほうがやった成果も見えやすく、子供のモチベーションには繋がりやすいです。
また、仮に手を動かしていても同じようなことをずっとやっていると飽きてしまいます。
時間を測って取り組む、こまめに小休憩を入れる等も効果的です。
一緒に取り組む
教える中で、ついつい丸付けだけする役になっていませんか?
苦手な分野であればあるほど、子供はできるできないの前に「怖い」「できなかったらどうしよう」という不安が先に立ってやる気をなくしがちです。
積極的にパパママが背中を見せて「一緒にやろう!」というスタンスを見せるだけでも子供の安心に繋がります。
ちょっとしたつまづきを気にかける
一緒に取り組むというのもそうですが、子供は算数の内容にも、内容以外のところにもいっぱいつまづきがちです。
よくあるのが、「書いてある問題文や説明を理解できていない」というものです。漢字が読めない、文章題であればシーンが想像できない 等様々ですが、数字を扱う前段階でつまづいてしまっているのでその先に進めないという事象です。
このようなつまづきを、低学年のうちは積極的に気づいて取り除いてあげることもパパママの重要な役割です。算数の内容に直接関係しないことで算数自体も苦手になる というのはとてももったいないですよね。
怒らずに提案する
うまくできなかったりすると子供が怒ったり期限を悪くしてしまう、パパママが強く言ってしまう…人間なのでしょうがないときもありますが、怒ったところで算数の上達には1mmも寄与しません。
パパママの目線で言うと、できない時に「こうやれ」と怒るのではなく、「こんなやり方はどうだろう」「こう考えるのはどうかな?」と提案してあげると、子供も感情的に反応することなく取り組みやすくなります。
低学年であればあるほどわかっていてもうまくできない というのは普通なので、できる糸口をたくさん与えて建設的に勉強が進むようにできるとよいです。
褒めポイントを見つけて褒める
よく「褒めよう」というのは算数や勉強に限らず、子供向けに言われることですが「何を褒めたらいいんだろう」となることがありませんか?
大人と子供では「できた!」という達成感の目線が違います。
なんとなくやっていると、子供が「できた!」と感じた瞬間を見逃してしまいがちです。
パパママ目線ではしょうもないことでも良いので、なにかできたなと感じたら積極的に褒めてあげましょう。ポジティブな感情が増えれば子供も前向きに取り組みやすくなります。
まとめ
いかがでしたか?
最終的に算数を勉強するのは子供自身ですが、低学年であればあるほど取り組みやすくするための「空気づくり」をパパママが担うことで、子供もより前向きに取り組みやすくなります。
最初は手数がかかるかもしれませんが、大きくなるとそういう機会もなくなるので、思い出作りと思って積極的に関わってあげてください!
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